2008年04月14日

“楽しく洗う”を実現



 ライオン「泡のチカラ」の誕生秘話。楽しいですね。
私も台所洗剤はコレをつかっています。



 ライオンの台所用洗剤「CHARMY(チャーミー) 泡のチカラ」は昨年3月の発売から8カ月で約2500万本を販売。自社の台所用洗剤の売り上げ実績を前年比で25%押し上げる原動力となった。

 食事の後片づけは、主婦が最も嫌う家事の一つ。「どうせなら気持ちよく、楽しく洗いたい」という要望は強い。そこで開発陣が着目したのが「泡の力」だった。

 「消費者調査の結果、豊かで、きめ細かい泡は、強い洗浄力と気持ちよさをイメージさせることが分かった。少しぜいたくな気分で食器洗いができる商品開発を目指しました」と、リビングケア事業部の定国威夫さん(44)は振り返る。

 「泡の重要性なんて今に始まったことではない。当たり前のことをPRしただけで売れるのか…」。社内にくすぶる疑問の声を払拭(ふっしょく)したのが、長年の研究の末に生み出した「クリーミーで持続する泡」だった。特殊な洗浄成分とミネラルイオンから作られる個々の泡の体積は、従来品の約10分の1。油汚れと効率良く接触するので洗浄力が向上した。さらに、汚れを細かく分解できるので泡が破裂しにくいという利点がある。

 「(スポンジに)洗剤をつぎ足さず食器を洗い続ける試験を繰り返したところ、従来品より3割ほど多く洗えた。食器洗いの手間をかなり軽減できるはず」と定国さん。

 細かな部分にもこだわった。定番のかんきつ系の香りではなく、シードルと呼ばれるリンゴの発泡酒を採用して「泡のイメージ」を強調した。50を超える試作品から選び出したボトルは「これ以上シンプルなものはない」という自慢の円錐(えんすい)形。おしゃれなシステムキッチンに自然に溶け込み、飽きがこない…。そんなデザインを追求した結果だ。

 台所用洗剤市場は花王、P&Gとの3社でシェアの大半を握る。近年は競合2社の攻勢に押され気味だったが、「泡のチカラ」のヒットでひとまずテコ入れに成功した。

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